全てが4nになる

 

基本的な生物の話なんですが、ヒトの細胞の染色体の本数は?
…皆さんご存知の通り、46本です。
では、チンパンジーの細胞内の染色体の本数は?
ヒトと遺伝子が近いことを知っている人なら46本と答えそうですね。
…残念ながら不正解です。
チンパンジーの染色体本数は48本です

実はヒトの染色体の一本は、チンパンジーと共通の祖先の染色体の
うち、二本が融合して出来上がったものなのです。

ヒトとチンパンジーですらこれですから、哺乳類の間はおろか、
爬虫類や両生類、魚類や昆虫…染色体の数どころか長さまで違います。
(染色体が結合したりばらばらになったり)
両生類はヒトの五倍、いやそれ以上の長さのゲノムをもっています。

遺伝子レベルで我々人類が両生類に劣るか!と叫んでいた先生が
大学にいましたがね、案外劣っている部分があるかもしれませんよ。

イモリは再生能力が異常に高い生物です。
手足くらい飛ばされても完全復元できますし、なんとガンも治せます
ガン治すて…

イモリがよくかかる皮膚ガンがあるのですが、冬場、栄養不足状態に
なると、イモリはガンを自切してしまうのです。
ガンなんぞにくれてやる栄養はない、ってことでしょうが、
ではイモリはガンと正常細胞をどう見分けているんでしょ?

イモリの非常に巨大な染色体の中に、その秘密が隠されてると
考えるとオラすんげぇワクワクしてくるんですがいかがでしょう。

基本的に現在存在する真核生物の細胞の中には、染色体が2セット
存在していることが多いです。なぜそうなったかには様々な理由が
あるでしょうけど、おそらく最大の要因は
2セット在ったほうが安全だから」だといわれています。

ある種のカエル、アフリカツメガエルでは近縁の種より染色体が
2倍くらいあったりします。上の例で言うなら4セットです。
いわゆる倍数体と呼ばれる存在で、現代では水産試験場などで
魚などの倍数体を人工的に作ってはスタッフが美味しく頂いたり
しています。

人工だけではなく、自然環境が厳しいところでもしばしば倍数体の
存在が確認されています。
(おそらく2セットだけでも安全が確保できないのでしょう)
現在我々が食べている小麦も、倍数化を繰り返して今の小麦に
なりましたし、とにかく人為的自然的問わず倍数体の生物は
多数存在します。

流石に人類の倍数体はいませんが…少なくともラットについては
倍数体がアルゼンチンに存在しているみたいです、本当に。
またモルモットの一種でも倍数体が…よりによって…アルゼンチンに…
しかもご丁寧に分布まで似通ってらっしゃる、これはもしや!

…まー偶然ですよねー。
哺乳類の倍数体作れるような文明なんてはるか太古に存在するわけが
ないじゃないですかー。現代ですら出来ないことをさらっとやって
のけられる文明が簡単に滅んだりするわけがないじゃないですかー。
いやだなぁ…そんなマンガみたいなこと言わないでくださいよー。

…と、とにかく哺乳類でも倍数体はいて、今日もアルゼンチンの山奥で
一生懸命生きているのです。彼らがどうして生まれてきたのかは謎ですし、
それを解くことは人類の未来に繋がりそうです。

あ、追伸ですが人類は染色体倍化したら致死遺伝子のせいで死にます。
人体改造は計画的に。


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